陝西省文物部門はこのほど、最新の考古結果を発表し、「文景の治」を切り開いた漢文帝の陵墓の位置と規模を確認したことを明かした。霸陵周辺の外穴と副葬墓からは大量の金銀器、陶製の人形、銅印などの貴重な文物が出土し、「漢文帝霸陵」の神秘のベールが剥がされた。

   21世紀に入ってから、考古スタッフは西安市東郊外の白鹿原西部地区で大規模な考古調査を開始した。漢文帝陵がある「鳳凰嘴」、および竇皇后陵、薄太后南陵などのエリアを広範囲にわたって調査し、漢文帝陵の大体の範囲、重要遺跡の分布状況、形状をほぼ確定し、「亜」型の大規模な墓を新たに発見した。新たに発見した大規模な墓は西安市灞橋区江村に位置することから、江村大墓と称される。調査と大墓周辺の外穴の保護発掘を継続し、大墓が漢文帝陵墓であることをほぼ確認した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年12月17日