春聯(今年は一日も早くコロナが終息することを願いつつ前へ進む)
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春聯(今年は一日も早くコロナが終息することを願いつつ前へ進む)
こんにちは
“古都西安人”です。
二十数日を過ぎれば、もうすぐ中国の伝統的な祝日であり、
「春節(旧暦のお正月)」です、一年の中で最も盛大な祝日です。
民間では春節(旧暦のお正月)を迎える際に、玄関に縁起の良い言葉が書かれた赤い紙を貼ります、「春聯」という正月飾りで新年に対しての期待を表します。
毎年 大晦日に家々は「春聯」を貼り換えます、各家々が前の年に別れを告げ新しい年を迎えます。「春聯」は「門対」とも言います、一般的に門(扉の両側)に貼り付けます。
通常は赤い紙に黒い字で縁起の良い対句を書きます、「横向き1つと縦向き2つ」でワンセットです、縦向き2つは字数が同じで、語彙はお互いに相応する意味を持ち、品詞とアクセントを合わせる事も条件です。
「春聯」の起源は二千年余りも前の春秋戦国時代に遡ります、周の時代には、桃の木の板に護符を書き、其々左右の門の扉に貼りつけて、魔除けの役割を果たしていたそうです。
日本に伝わり、現在の門松注連縄へと繋がっています。桃符に春聯を書くようになったのは、五代の後蜀主の孟昶(934〜965)に始まり、除夕に孟昶が桃符に「新年納余慶、佳節号長春」(新年に去年の福を受継ぎ、この素晴しい祭日を長春と呼ぶ)と題したというが、これが中国の最初の春聯と思われます。
春聯が木の板から紙にかわったのは、宋代です、
千門万戸瞳瞳たる日、総て新桃を旧符に換えるという宋の詩人・王安石の名句が創作された時期はちょうど「桃符」から「春聯」への過度期に当たると考えられています。
春聯と命名されたのは明の朱元璋であります、
特に春聯を好んだ朱元璋は自ら春聨を記すのみならず、朝廷群臣から庶民に至るまで「春聨」を貼り出すように勅命を出したことに由来します。年越しに春聯を貼ることは、大きく普及していき、現代まで受け継がれてきた大切な文化です。
豊穣のシンボルでもある「牛」丑年の本年が平穏無事で実りある一年になることをお祈りします。
新しい年が皆様にとりまして 幸多き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
一日も早く新型コロナウイルス感染症が終息し、清々しい日常が戻りますことと皆様のご健康ご多幸と希望に満ちた年になることをご祈念申し上げます。
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