没入型体験、古都西安の文化・観光消費を活性化
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没入型体験、古都西安の文化・観光消費を活性化
9月29日、「長安十二時辰」テーマ街区で月兎を抱いて舞を舞う「嫦娥」と飾りちょうちんを手にした「月宮仙子」。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
【新華社西安10月3日】中国陝西省西安市のエンタメ施設「長安十二時辰」テーマ街区では中秋節・国慶節の大型連休(9月29日~10月6日)を迎え、唐の都長安の街並みを模した建物やパフォーマンス、インタラクティブ体験が来場者に秋の気配と一家団らんの雰囲気を伝えている。
中国ではここ数年、新たなコンセプトを次々と打ち出す文化・観光消費シーンが観光市場を盛り上げ、新たな活力を喚起している。悠久の歴史と文化を持つ古都西安でも、歴史文化観光シーンに没入型体験を組み合わせた施設が都市の代名詞となっている。
没入型体験、古都西安の文化・観光消費を活性化
9月29日、「長安十二時辰」テーマ街区で来場者と交流する伝統衣装姿のスタッフ(左)。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
長安十二時辰テーマ街は今年の中秋節、「桂月秋思・望長安」をテーマとしたイベントを打ち出し、民俗文化を通じて観光客に歴史との巡り合いを提供した。
同施設は唐代の庶民生活を体験できる没入型施設で、2019年放送のテレビドラマ「長安十二時辰」の世界感が楽しめる。パフォーマンスや没入型ゲーム、飲食、ミュージアムグッズ、伝統衣装を身にまとって記念写真を撮る「変身写真」など多元的な文化観光業態を取り入れている。
没入型体験、古都西安の文化・観光消費を活性化
9月29日、「長安十二時辰」テーマ街区で、伝統衣装姿のスタッフと記念撮影する漢服姿の来場者(左)。(西安=新華社記者/蔡馨逸)
今年の中秋節・国慶節連休の前半4日間の通常チケットはほぼ完売している。施設内では、文化的雰囲気に感化されて伝統衣装を身にまとう人も多く、漢服(漢民族の伝統衣装)ビジネスの発展も促している。伝統衣装に着替えて施設を散策する人の割合はオープン当初の3%から今では30%に上るという。
オンライン旅行サービス「携程旅行網(シートリップ)」のデータによると、連休初日(9月29日)の西安を目的地とするパッケージツアーの受け入れ件数は前年同時期比4.3倍となり、うち省外からが8割を占めた。(記者/蔡馨逸)
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